放生会並びに秋季本尊御開帳法会厳修。
|
毎年、体育の日に行われております放生会ですが 今年は大型台風19号が接近中の13日(月)でしたので二日前から天気予報とにらめっこしながらの準備となりました。
幸い午前中は曇り空で時折雨がぱらつく程度の時間に執り行うことができ、このような天気の中沢山の方々にご参加頂き無事終えることが出来ました。
さて、放生会(ほうじょうえ)とはどのような行事なのかと申しますと、その起源は古く中国から経典と共に伝えられ、日本では八世紀に最初に行われました。
経典の「不殺生戒」から生まれた行事であり、當山では開創の頃より修している伝統行事でもあります。
本尊を御開帳して、私たちの命を養うもととなった禽獣魚介を供養し、鯉の稚魚を放つことによって慈悲の実践を行い放生の浄行を致します。
「人は一人で生きているのではなく、いろいろな命に生かされている。」命の大切さ、共に生きることの有り難さを伝える行事です。
まずは、私たちが元気で健康で過ごせますよう 落語家でお医者様でもある立川らく朝先生の“聞くだけで健康になる”健康落語でおなかの底から笑いましょう。
続いては本堂に場所を移し放生会の法会を厳修致します。
最後に境内にある放生池にお一人お一人稚魚を放魚いたします。
御札を頂き放生会の行事は終了となります。