永代供養とは
本来、お墓は親から子、子から孫へと引き継がれ先祖をお祀りし供養していくものです。
しかしどこかの代で承継者が途絶えてしまうとき、予め末代までの供養料をお寺に納め没後の供養をしていただくことを永代供養と言います。
永代供養墓とは
近年、少子化・核家族化が進み承継者のいない家庭が増え、この「永代供養」に「墓」を付けた「永代供養墓」という言葉が聞かれるようになり、新聞でも目にする事が多くなりました。
では「永代供養墓」とはどのようなものなのでしょうか。
お墓を継ぐ子供がいない、娘しかいない、独り身であるなどの理由により墓地を求めることが難しい方でもご自身のお墓が持て、永代供養墓であればお寺が永代に亘りご供養を行いますので、
供養をしてくれる身内がいないという不安もなくなります。
たとえ承継者が居なくても、お一人であっても後々の心配をせずに暮らしていける、そのためのお墓が永代供養墓です。
現在の永代供養墓は種類が増え、その様式も多様化しております。
例えば、境内に合祀墓・合葬墓と呼ばれる大きな供養塔(納骨堂)が建立された墓地に多くの方と共に納骨され、年に数回の合同供養を行う永代供養墓もあれば、室内納骨堂において十七回忌、三十三回忌などの一定の期間を個別に納骨し、中には希望に応じて個別に年回忌のご法事を営むことが可能なところもあります。
そのように懇ろに供養を行った後に合葬墓に改葬されてから合同供養になる永代供養墓もあります。
また、年会費・管理費の有無などその契約内容や費用も様々です。
永代供養墓をご検討中の方は必ずご自身の目で確かめ、よく話を聞いて契約内容を確認し検討されますことをお勧め致します。