放生会を厳修致しました
今年の放生会は大型台風が通過する10月11日(日)に厳修致しました。
例年行われておりました立川らく朝先生の健康落語は3蜜を避けるため中止とし、参加人数にも制限を設けたため少し寂しい放生会となりました。
放生会とは、當山では開創の頃より修しております伝統行事にひとつであり、本尊を御開帳して日頃私たちの命を養うもととなっております禽獣魚介を供養し、鯉の稚魚を放つことによって慈悲の実践を行い放生の浄行を行う行事です。
「人は一人で生きているのではなく いろいろないのちに生かされている」いのちの大切さ、共に生きることの有り難さを伝える行事であります。
お陰様で雨に降られることもなく、欠席される方もおられず法要を終え放魚も行うことができました。
まだまだ、コロナ禍で大勢の人が集うことは叶いませんが、このような状況であるからこそ「いのちの大切さ、共に生きることの有り難さ」を考える機会のひとつになれば幸いです。
秋が急速に深まってまいりました。皆さまご自愛の上お過ごし下さいませ。